大谷翔平、3打席連発含む6安打10打点2盗塁 史上初の「51-51」達成 記録づくめの”超人ショータイム” 敵地どよめき止まらず

 「マーリンズ-ドジャース」(19日、マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、3打席連発を含む6打数6安打10打点、2盗塁を記録した。51本塁打、51盗塁とし、史上初の「50-50」を達成。自己初の1試合6安打&3本塁打、球団シーズン最多本塁打、球団1試合最多打点、日本選手シーズン最多打点。記録づくめのショータイムとなった。

 敵地のどよめきが止まらなかった。

 勝てば自身7年目で初めてプレーオフ進出が決まる一戦で大谷が爆発した。初回の打席で右中間二塁打から50盗塁目となる三盗成功させると、二回には右前適時打の後に二盗に成功。三回には左中間へ2点適時打だ。

 ここからショータイムがクライマックスに向かう。六回に右翼席2階へ飛距離134メートルの49号2ランをたたき込むと、七回には逆方向の左翼席へ50号2ラン。怒とうの5打席連続安打に敵地は熱狂。ベンチに戻った大谷は敵地ファンのカーテンコールに手を挙げてこたえた。

 この時点で1試合5安打はキャリアハイ。しかし、ここで終わらないのが大谷だ。11点差をつけ勝敗が決した九回2死一、二塁。2ボールから3球目を右翼2階席深くに51号3ランだ。

 終わってみれば、6安打10打点の人間ばなれの数字が並ぶ。個人タイトルはナ・リーグ本塁打部門で2位オズナ(ブレーブス)に13差、打点部門では120打点で2位アダメス(ブルワーズ)に11差をつけて2冠を独走。日本選手記録では01年にイチローがマークした56盗塁にあと5に迫った。

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