大谷翔平、2戦連発52号逆転2ラン 129メートル豪快弾に本拠地熱狂 史上初「50-50」達成翌日も勢い継続 MLBキングのジャッジに1差

 「ドジャース-ロッキーズ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、1点を追う五回の打席で2戦連発となる52号逆転2ランを放った。センターへ飛距離129メートルの豪快弾で本拠地を熱狂させた。51盗塁と合わせ、「52-51」。本塁打では両リーグ最多のジャッジ(ヤンキース)に1差に迫った。

 大谷は敵地マイアミで行われた前日のマーリンズ戦で自己初となる3本塁打を含む6安打&10打点で自己記録を更新。2盗塁と合わせ、51本塁打-51盗塁とし、メジャー史上初の「50-50」を達成した。

 20対4で大勝した試合で大谷は「50-50」のほかに、球団シーズン最多本塁打、球団1試合最多打点、松井秀が05年にマークした日本選手シーズン最多打点を更新。01年にイチローが達成した56盗塁の日本選手最多記録に5に迫っている。記録ずくめの6打席に「自分が一番びっくりしている」と話した。

 試合前の監督会見ではロバーツ監督が「60-60」の質問に対し、「もしかしたら彼は狙ってるかもしれない。そこは誰にもわからない」と冗談っぽく言ってから「まったく現実的ではない話だが、彼なら何でも可能性がある」。指揮官の言葉が現実のものになろうとしている。

 チームは前日の勝利で12年連続プレーオフ進出決定。ナ・リーグ西地区では2位パドレスに4ゲーム差をつけており、地区優勝マジックを6としている。

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