「ドジャース６－５ロッキーズ」（２２日、ロサンゼルス）

　ドジャースは１点ビハインドの九回裏に先頭大谷の５３号ソロで追いつくと、次打者ベッツが１９号サヨナラ弾を放って劇的勝利を飾った。前日の敗戦で消滅した地区優勝マジックは再点灯し「４」となった。

　試合後の記者会見。「正直、２勝した気分だ」。そう言ってこの日の勝利の大きさを表現したのはロバーツ監督だ。「なんという結末だ。我々は戦い抜いた」と選手たちにねぎらいの言葉を口にし、１試合４安打の大谷については「九回はショウヘイがいつもやっていることで始まった。今の彼は人間とは思えない。ショウヘイほど絶好調の選手を見たことがない」と感嘆の声を上げた。

　大谷は１７日のマーリンズ戦から６試合連続安打。その間の打撃成績は打率・５７１（２８打数１６安打）、６本塁打、１５打点、７盗塁、１０得点をマークしている。１９日の試合では３打席連発を含む６打数６安打１０打点、２盗塁で史上初の「５０-５０」を達成するなど、人間ばなれしたパフォーマンスを続けている。