「ドジャース６－５ロッキーズ」（２２日、ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平が九回の５３号同点ソロを含む５打数４安打１打点２得点２盗塁の活躍でチームの逆転サヨナラ勝利に貢献した。シーズン１２８得点は０１年にメジャー１年目のイチローが残した１２７得点の日本選手記録を塗り替える数字。シーズン５５盗塁は同じくイチローが０１年にマークした５６盗塁にあと１に迫り、残り６試合を考えれば、更新は濃厚な状況だ。

　この日の大谷は初回の打席で左前打を放って６試合連続安打。三回には右前打で５８度目のマルチ安打を達成し、５４盗塁目となる二盗を成功させた。五回は一ゴロに倒れたが、２点を追う七回には技あり右前打で１２度目の１試合３安打を達成。後続の適時打で生還して１２７得点目を記録した。１点ビハインドの九回裏は先頭で同点ソロを打ち、ベッツの劇的サヨナラ弾につなげた。

　マニアックな記録を掘り起こし、自身のＸに投稿している大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者はこの日は試合中から約１時間半の間に大谷に関する８の記録を連投した。

　▽ラングス記者のＸに投稿された大谷の記録（いずれも１９００年以降）

・５０本塁打以上で最多盗塁　５５

・５０盗塁以上で最多本塁打　５３

・リーグ本塁打１位選手による４０盗塁以上は１９０９年のタイ・カッブ（９本、７８盗塁）や１９１２年のトリス・スピーカー（１０本、５２盗塁）ら以来、１１２年ぶり５人目

・１試合１本塁打＆複数盗塁５回は１９８６年のリッキー・ヘンダーソンに並ぶ最多タイ

・１試合で本塁打と盗塁の同時記録１５回は最多

・大谷とベッツによる同一試合本塁打１２回は史上４組目

・打球速度１１３マイル（約１８２キロ）以上の本塁打１７本はスタ