大谷翔平、今季3度目、通算10度目の週間MVP 圧倒的成績 史上初「50-50」達成など記録ずくめの1週間

 米大リーグ(MLB)は23日(日本時間24日)、週間MVP(16~22日)を発表し、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平選手が今季3度目、通算10度目の受賞を果たした。ア・リーグはマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手が選出された。

 大谷は同期間に7試合に出場し、打率・500(32打数16安打)、6本塁打、17打点、7盗塁、11得点、OPS1・668(出塁率・543、長打率1・125)をマーク。

 19日のマーリンズ戦では自己最多の3本塁打を含む6安打、10打点、2盗塁の驚異的なパフォーマンスで史上初の「50本塁打-50盗塁」の偉業を達成した。前日22日のロッキーズ戦では九回裏に53号同点ソロを放つなど、4安打1打点2得点2盗塁の活躍で「53-55」とし、チームのサヨナラ勝利に貢献した。日本選手記録では123打点で松井秀喜を、128得点でイチローを抜いて歴代1位に立つなど、記録ずくめの1週間。超人的パフォーマンスの連続に試合後のロバーツ監督は「今の彼は人間とは思えない」と舌を巻いた。

 残り6試合。55盗塁はイチローが持つ最多56盗塁に1に迫り、打率3割復帰で日本選手初のトリプルスリーも現実味を帯びている。チームは前日の劇的勝利で地区優勝マジック4が再点灯。あすから臨む2位パドレスと首位攻防3連戦で2勝すれば、大谷にとっては初の地区Vシャンパンファイトが待っている。

 ア・リーグの受賞者、ロドリゲスは通算4度目。6試合で打率・433(30打数13安打)、3本塁打、9打点、OPS1・218を残した。

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