来季もメジャー挑戦?日本球界復帰?藤浪晋太郎、米2年目終了 3A防御率6・55 目標の「メジャー昇格」ならず悔しいシーズン

 メッツ傘下、3Aシラキュースの藤浪晋太郎投手の米2年目が終了した。3Aでの最終成績は29登板、1勝2敗1セーブ、7ホールド、防御率6・68。33イニングを投げて38三振を奪う一方で36四死球を記録した。目標のメジャー昇格はならず、悔しさの残るシーズンとなった。

 藤浪は公式戦最終戦となった22日のシャーロット戦で1点リードの七回から4番手で登板。先頭を高め154キロ直球で中飛に打ち取ると、2人目をフルカウントから外角低め159キロ直球で空振り三振。最後はカウント1-2と追い込み、146キロスプリットは高めに浮いたが、バットに空を切らせて三者凡退。15球のうちストライク10球の安定した投球内容で7ホールド目をマーク。2年目のシーズンを締めくくった。

 藤浪は23年オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと1年契約で合意。開幕先発ローテ入りを果たしたが、結果を残せずにリリーフへ配置転換された。シーズン途中には強豪オリオールズへ移籍。64登板、7勝8敗2セーブ、防御率7・18の成績で1年目を終えた。

 今季はメッツと1年335万ドル(約4億7000円)プラス出来高85万ドル(約1億2000万円)の好条件で合意したが、開幕ベンチ入りならず。5月には右肩のけがで約1カ月、負傷者リスト入り。けがから復帰後は投球が安定し、7月2日から9月8日まで20登板は防御率1・85。24回1/3を投げて与四死球13、奪三振29。8試合連続無失点、4試合連続無四球と安定した投球を続けていた。

 けがから復帰直後にメジャー40人枠から外され、構想外扱いとなった際には自身のインスタグラムで「いわゆる日本の戦力外とは少しニュアンスが異なるのですが、それでも『怪我のリハビリを終えてすぐにメジャーに復帰する』という目標を立てていた自分にとっては、悔しすぎる通告でした」と胸の内を吐露した藤浪。来季のメジャー契約は厳しいことが予想される中、日本球界復帰を含め、どのような決断を下すのか、注目される。

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