２２日（日本時間２３日）にドジャースタジアムで行われたドジャース－ロッキーズ戦。１点を追う九回に大谷翔平選手のソロ、さらにムーキー・ベッツ内野手のサヨナラ弾で逆転勝利を収めた。試合後、グラウンドインタビューではあるほほ笑ましいシーンがあった。

　ドジャースの地元放送局「スポーツネットＬＡ」のリポーター、キアステン・ワトソンさんが、興奮冷めやらぬグラウンドでベッツにインタビューを行っていた。質問を重ねて行く中、ワトソンさんの視線はヒーローの背後に。テオスカー・ヘルナンデスが満面の笑みを浮かべてウォータージャグを手に走ってくるのが見えた。

　するとワトソンさんは突然、質問をやめてベッツの肩をトントン。その直後、ベッツの背後からテオが大量の冷水をぶっかけた。ワトソンさんは間一髪で回避。このシーンに日本のファンも「今日はうまくよけましたね」「ワトソンさん、うまく回避しました」「さすがワトソンさん」「ワトソンさん、ｎｉｃｅ」と称賛の声が集まった。

　ワトソンさんは大谷がサヨナラ満塁本塁打で「４０本塁打－４０盗塁」を達成した８月２４日のレイズ戦で、グラウンドインタビュー中にウオーターシャワーの巻き添えをくらってズブ濡れに。「これが私の最初のウオーター／ゲータレードバスなので、忘れられない」と言いつつ「とっても冷たかった」と明かしていた。同じ轍は踏まず、クールに、そしてベッツに優しさを見せて鮮やかに回避したワトソンさん。日本のファンもズブ濡れになったシーンを覚えていたからこそ、注目された場面だった。

　チームは２４日からナ・リーグ西地区で３ゲーム差をつける２位・パドレスとの３連戦が待ち受ける。地区優勝、そしてプレーオフ進出のシード権を争う上で重要なゲームだ。レギュラーシーズンは残り６試合。ドジャースの地区Ｖ、そして大谷がどこまで数字を伸ばすかにも注目だ。