衝撃幕切れにネクストの大谷翔平は呆然 無死一、二塁で三ゴロ三重殺でゲームセット チャレンジも判定覆らずパドレスと2ゲーム差に

 9回、ロハスが三重殺に倒れ引き揚げる大谷
 9回、ロハスのゴロを処理して三重殺を完成させ、喜ぶパドレスの三塁手マチャド
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 「ドジャース2-4パドレス」(24日、ロサンゼルス)

 衝撃的な幕切れだった。1-4の九回、ドジャースは3連打で1点を返し、なお無死一、二塁の好機。打席には9番・ロハスが立ち、大谷はネクストバッターズサークルでその時に備えた。

 しかし、ロハスの痛烈な打球は三塁ベース付近へ。処理した三塁手が三塁ベースを踏み二塁転送。さらに一塁にも転送され5-4-3の三重殺が完成。ゲームセットとなった。

 ドジャースはチャレンジしてリプレー検証が行われたが、判定は覆らなかった。

 その瞬間、ネクストの大谷は呆然。自分まで打席が回れば一打同点や逆転の好機で第5打席を迎えるところだっただけに、信じられない結末に立ち尽くした。

 グラウド上ではプレーオフ進出を決めたパドレスナインが歓喜の輪を作り、選手らが抱き合ってハイタッチ。スタンドは一部のパドレスファンだけが盛り上がる異様な光景となった。

 この日、大谷は「1番・指名打者」で出場し、初回に二塁打。今季95長打(35二塁打、7三塁打、53本塁打)の球団新記録を94年ぶりに樹立し、次打者・ベッツの遊ゴロ失策で先制の生還を果たした。二回の第2打席は四球。五回の第3打席は左前に落ちそうな打球をダイビングで好捕されて左飛。七回の第4打席は内角高めの158キロ直球を空振りし3球三振だった。

 パドレスに3ゲーム差に迫られて迎えた首位攻防3連戦の初戦は、先発のナックが4回5安打4失点で4敗目。チームは2位・パドレスに痛い黒星を喫し2ゲーム差に迫られた。

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