大谷翔平「幸せ。最高の気持ちです」 勝ち越し打で決めた初地区V!初シャンパンファイト 三冠王も視界に残り3戦出場へ

 「ドジャース7-2パドレス」(26日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)はロサンゼルスでのパドレス戦に「1番・指名打者」で出場。2-2の七回に勝ち越し打を放つなど、5打数3安打1打点の活躍で勝利に貢献し、ナ・リーグ西地区3連覇を果たした。ヒリヒリする9月の戦いを望んだ中、移籍1年目でメジャーでは初のシャンパンファイトで、山本らとともに喜びを分かち合った。リーグで勝率上位2チーム内に入るため、プレーオフはシードとなり、10月5日の地区シリーズから登場する。

 ほんのり桜色に染まった両方の目。四方八方から飛んでくるアルコールの集中砲火を全身に浴びて、大谷が笑った。「ずっとやりたいなと思っていた。できて良かったし、幸せ。最高の気持ちです」。メジャー7年目で初のシャンパンファイト。ユニホームの尻に泥をつけたまま、勝利の美酒に酔いしれた。

 前日に続くチケット完売。「今日決めるんだっていう気持ちでいました」。ファンと一緒に喜びを分かち合いたい。選手たちの思いを結実させたのは2点を追った七回。スミスの2ランで追いつき、なおも1死一、二塁の好機で打席に立った。

 緊張を忘れるほど、神経が研ぎ澄まされていた。「本当にヒットのことだけを考えて、他の打席とやることを変えずに集中しました」。カウント1-0。左腕スコットの外角高めスライダーを捉える。打球が一、二塁間を抜けた瞬間、大谷は一塁に走りながら雄たけびを上げてガッツポーズ。勝ち越しに成功すると、前日まで2戦無安打だったベッツが2点適時打で続き、勝負ありだ。

 同地区のライバルに競り勝っての3年連続地区V。「強い素晴らしいチーム相手に興味対な試合ができたのは全員で勝ち取った勝利だと思います」。直近7試合は29打数20安打で打率・690、5本塁打。ポストシーズンに弾みをつけた。

 打率はリーグ3位の・305に上昇し、トップのアラエズとは7厘差。ロバーツ監督は27日からの、敵地デンバーでの起用について「明日、出場する。明後日は状況を見て決めるが、日曜日(29日)はプレーする」と話した。現在、本塁打と打点は独走状態。三冠も不可能ではなく、指揮官は「三冠王のためにはデンバーでは3試合とも出場しないとな」と言った。標高1マイル(約1600メートル)に位置し、打者天国で知られる敵地。地区優勝争いの重圧から解放された大谷がどんな打撃を見せるのか。最後まで目が離せない。

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