ドジャース・大谷は5打数2安打で打率・310に 逆転三冠王へ残り1試合で4厘差に縮める 今季58盗塁も成功 山本は7勝目
「ロッキーズ2-13ドジャース」(28日、デンバー)
ドジャース・大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場。5打数2安打1四球で打率・310(・3101)とした。この日試合に出場しなかったナ・リーグ首位打者で・314(・3138)のアラエス(パドレス)とは4厘差に縮めた。
チームは大勝し、レギュラーシーズン最後の先発となった山本由伸投手が5回4安打2失点で今季7勝目(2敗)を挙げた。
大谷は初回の第1打席に右翼フェンス直撃の安打。11試合連続安打となる一打は打球速度179キロの痛烈な当たりで、右翼手もフェンスにはね返ったボールを無難に処理したため、二塁打にはできなかった。
その後、次打者・ベッツの高く上がった一飛で、スタートを切っていた大谷は二塁を越えたところで逆戻り。その際、二塁ベースを踏まずに一塁に戻ってアウトとなり、ダブルプレーとなった。
二回の第2打席は遊ゴロ。五回の第3打席は四球で出塁し、直後に二盗に成功し一時は今季58個目の盗塁とされたが、その後に投手にボークがあったとして記録が訂正され、盗塁は取り消された。
8-2の六回、先頭で迎えた第4打席で右前打を放ち、4試合連続の複数安打をマーク。今季58盗塁目となる二盗を決めた。七回の第5打席は右直、九回の第6打席は二ゴロに終わった。
大谷は2位以下に大差をつける54本塁打と130打点の2冠は確実な状況。前日までの打率・309からどこまで上げられるかが焦点だった。首位打者のアラエス(パドレス)は、この日同時刻開始の試合で出番がなく打率・314のままで、ともに今季残り1試合で4厘差に縮めた。