「アラエスは明日出る」米記者が速報 あす最終戦 大谷逆転三冠へノルマは4安打か ロバーツ監督「翔平がまた大きな日にするか見守ろう」

 「ロッキーズ2-13ドジャース」(28日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平とパドレスのルイス・アラエスの首位打者争い。注目しているのは、ドジャース側のメディアだけではない。

 ドジャースの試合終了からわずか4分後、大リーグ公式サイトのパドレス担当、キャサベル記者が自身のXで以下のように速報した。

 「マイク・シルト監督はルイス・アラエスが明日、先発出場する見込みだと言った。アラエスは3年連続首位打者のタイトルがかかっており、現在の打率は・314。大谷翔平は今日の試合で5打数2安打を記録し打率は・310」

 シーズン最終戦。アラエスは3年連続首位打者だけでなく、2年連続200安打まであと1本に迫っている。チームは前日の試合でワイルドカード1位が確定しており、いわば、きょうとあすの2試合は消化試合。現にこの日の試合でアラエスはタティスとともにスタメンを外れ、出場することなく、ゲームセットを迎えている。

 10月1日から始まるワイルドカード・シリーズに備え、最終戦も欠場した方が逃げ切れる可能性は高いはず。出場する意向を示しているのは、メジャー屈指の安打製造機にとって年間200安打は目標の一つなのだろう。

 試合後のドジャース監督室。パドレス指揮官のコメントが公になる前に取材に応じたロバーツ監督は、報道陣から4厘の差があることを伝え聞き「(1試合で逆転する)可能性は低いけど、アラエスには明日出場してもらいたい。そして、翔平がまた大きな日にするのかを見守ろう」と言った。

 SNS上ではMLBファンが2人の首位打者争いに注目。中には「アラエスが3打数1安打で、大谷が5打数4安打なら、ともに673打数200安打で終わる」と平和的な予想もあった。

 大谷は19日のマーリンズ戦で3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点をマーク。以降の9試合の成績は打率・667(39打数26安打)、6本塁打、20打点。3試合で4安打以上を記録している。

 ドジャースーロッキーズ戦とパドレスーダイヤモンドバックス戦はどちらも日本時間30日午前4時10分にプレーボールを迎える。果たして、どんな偉業が達成されるのか。2人の打席から目が離せない。

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