山本由伸 POへ準備万端 最終登板5回2失点7勝目 地区シリーズ第2戦先発「責任持って投げたい」
「ロッキーズ2-13ドジャース」(28日、デンバー)
先発の山本由伸投手(26)は5回4安打2失点で、6月1日以来の白星となる7勝目を挙げた。チームも4連勝で、ナ・リーグの勝率1位が確定。プレーオフを第1シードで迎える。
山本はレギュラーシーズン最後の登板で、10月のプレーオフ(PO)への準備を整えた。5回2失点での降板後、ロバーツ監督から6日(日本時間7日)の地区シリーズ第2戦での先発を告げられた。メジャー1年目で挑むPOへ「責任を持って投げたい」と決意した。
体調を崩していたが、前夜に睡眠を十分に取って回復に努めた。一回に1点を失うも、許した2安打はともに打ち取ったような当たりだった。最速96.6マイル(約155キロ)の直球を軸に四、五回は三者凡退。7勝目を手にし「いい感覚をつかめた」と自信を深めた。
右肩痛で6月中旬から約3カ月離脱した。復帰まで時間をかけたのも、10月の「世界一」に向けた戦いで本来の実力を発揮するため。「けがした分、得られることもたくさんあった。リハビリ期間の成果を、ここからさらに出せたら」と誓った。