大谷翔平、最終戦で「54-59」達成 逆転三冠ならずも日本選手初のトリプルスリー&二冠達成 2年連続キング&初打点王
「ロッキーズ1-2ドジャース」(29日、デンバー)
ドジャースの大谷翔平選手がレギュラーシーズン最終戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打1盗塁。打率・310で首位打者奪回ならず、逆転三冠王は実現しなかったが、リーグを独走する54本塁打、130打点を記録し、2年連続キング、日本選手初の二冠が決定的となった。この日は八回に右前打を放って連続安打試合を12に伸ばし、59盗塁目となる二盗に成功。本塁打と合わせ、「54-59」を達成した。
見せ場は3打席無安打で迎えた八回1死一塁の打席だ。カウント1-1から低め159キロ直球を振り抜くと、時速178キロの高速打球が右前に達した。
17日のマーリンズ戦から継続している連続安打試合を12に伸ばすと、二走の捕手バーンズとダブルスチールを成功させ、自身は大台にあと1とした。さらに相手投手のボークで勝ち越し点を奪った。
試合開始前の時点で首位打者のアラエス(パドレス)とは4厘差。首位打者奪回からの逆転三冠王が注目されたが、六回を終えた時点で3打席無安打。一方のアラエスは六回の打席で二塁打を放ち、2年連続200安打に到達。打率・314とし、3年連続タイトルに大きく前進した後、六回の守備で交代した。大谷の逆転は絶望的となった。