大谷翔平、「感謝」の言葉4回繰り返す チームメート、球団スタッフ、そして、真美子夫人とデコピンの支えに気持ち表す

 試合後の取材に応じた大谷(撮影・小林信行)
 レギュラーシーズン最終戦を終え、取材に応じる大谷。本塁打王と打点王の2冠を確実とした(共同)
 レギュラーシーズン最終戦を終え、取材に応じる大谷。本塁打王と打点王の2冠を確実とした(共同)
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 「ロッキーズ1-2ドジャース」(29日、デンバー)

 ドジャースの大谷翔平選手がレギュラーシーズン最終戦で4打数1安打1盗塁。注目された首位打者奪回からの逆転三冠王は実現できなかったが、打率・310、リーグを独走する54本塁打&130打点で2年連続キング&自身初の打点王で日本選手初の二冠とトリプルスリーを成し遂げた。この日は八回に右前打を放って連続安打試合を12に伸ばし、59盗塁目となる二盗を成功させ、「54-59」を達成した。

 試合終了後の日米報道陣約40人による囲み取材。大谷は「感謝」という言葉を4度、口にした。

 162試合の長丁場。昨年9月に受けた右肘手術のリハビリと並行しながら出場する特殊なシーズンで超人的なパフォーマンスを継続し、異次元の成績を残した。

 「まずは1年間しっかりと安定して出れたのが一番、自分の中で良かったですし、それに、ケアをしてくれた人たちやサポートしてくれた人たちに感謝したい」

 開口一番、大谷は一度も離脱することなく、シーズンを完走したことへの満足感を示し、球団の医療スタッフらに言及した。さらに、自身の活躍や快挙に対する同僚たちの称賛や祝福に関する問いかけにも「「素直に嬉しいですし、このチームの一員としてまず1年間できたことに感謝したいですし、チームメイトのサポートにも感謝したいと思います」と言った。

 私生活では2月末に結婚を発表した。シーズン中は真美子夫人は愛犬デコピンと一緒にドジャースタジアムを訪れて試合を観戦し、球団行事にも参加。地区優勝を決めた26日の試合後には3人の仲睦まじい様子を自身のインスタグラムで公開し、フォロワーらの心を和ませた。

 大谷は「1人でいるよりも野球以外を考える時間が多くなったりとか、それが自分の中でいい方向に、グラウンドにいるときにより野球に集中できるようになったのかなと思って」と、公私を切り替えるきっかけになっていることのプラス面を説明。「そこももちろん感謝したいですね」と続けた。

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