大谷翔平 通算5度目の月間MVP 日本勢初の両リーグ受賞 “9月無双”勢い持続でPO勝ち抜く

 ロッキーズ戦の6回、54号3ランを放つドジャース・大谷(提供:共同通信社)
 9月27日、米大リーグのロッキーズ戦で54号3ランを放ったドジャース・大谷=デンバー(共同)
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 米大リーグ機構は1日、9月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、ナ・リーグの野手部門はドジャースの大谷翔平選手(30)が選ばれた。ア・リーグのエンゼルスに在籍していた昨年7月以来、通算5度目で、既に日本選手最多だった受賞回数を伸ばした。両リーグでの受賞は日本勢で初となる。

 9月の大谷は圧倒的な存在感を放った。

 打率・393、10本塁打、32打点、16盗塁、42安打、長打率・766、OPS1・224、82塁打、27得点はいずれもナ・リーグトップ。19日のマーリンズ戦では3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点の大爆発で、史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成した。メジャーの歴史を塗り替え、人々に鮮烈な記憶を残した1カ月となった。

 自身初となるプレーオフは5日に初戦を迎える。この日、地区シリーズ第2戦までの試合開始時間が発表され、ドジャースの第1戦は5日午後5時38分(日本時間6日午前9時38分)、第2戦は6日午後5時3分(同7日午前9時3分)開始となった。2戦とも本拠地ドジャースタジアムが舞台となる。

 「ここから先はシーズン中に積み上げた成績や数字に意味はない」とレギュラーシーズン最終戦で語っていた大谷。誰にも止められなかった9月の勢いを持ち込み、プレーオフを勝ち抜きたい。

 ◆ナ投手部門は元日本ハム右腕 9月月間MVPのア・リーグ野手部門はレンジャーズの新人ラングフォードが選ばれた。投手部門はナがレッズのマルティネス。元日本ハムの先発右腕は4勝1敗、防御率0・83を記録した。アはオリオールズのバーンズが受賞した。

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