大谷翔平にロバーツ監督の期待大 世界一へ日本人選手対決実現!地区シリーズの相手はパドレスに
プレーオフは2日、各地で3回戦制のワイルドカードシリーズ第2戦が行われ、ナ・リーグはパドレスがブレーブスを5-4で下し、2連勝で勝ち上がった。5日(日本時間6日)からの地区シリーズ(5回戦制)では、ドジャースと対戦する。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)はオンライン会見を行い、「思い切り暴れてほしい」と大谷翔平選手(30)の活躍を期待した。
ナ・リーグ西地区3連覇を達成し、12年連続でポストシーズンに臨むド軍の対戦相手が決まった。パ軍は3月に韓国で開幕シリーズを戦った同地区のライバル球団。今季5勝8敗と負け越している難敵でもある。
ただ、大谷にとってはくみしやすい相手か。今季の対戦打率は・326、1本塁打、7打点、4盗塁。シーズン最後の対戦となった9月24~26日の3連戦では本塁打こそなかったが、打率・546と打ちまくり、カード勝ち越しに貢献した。ロバーツ監督も「1番打者として思い切り暴れ、打線全体に好影響を与えてほしい」と大きな期待を寄せる。
昨年は地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗を喫して敗退。ベッツとフリーマンの1、2番コンビが計24打数1安打、打率・042の大ブレーキだった。しかし、今年は大谷が1番に入ったことで生まれた“化学反応”はレギュラーシーズンで証明済みだ。
ド軍は右足首捻挫の一塁・フリーマンと左脚付け根痛の遊撃・ロハスがプレーオフから復帰する見込み。指揮官も「この打線は過去最高と言っていい。出塁や長打の要素を兼ね備えており、バランスが取れている」と自信を見せる。
ゴームズGMはこの日、投手・大谷について「ポストシーズで投げることは想定していない」と改めて否定した。打者専念で本塁打と打点の2冠を手にした大谷が、自身初のプレーオフの舞台でも存在感を示す。