大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースは３日（日本時間４日）、パドレスとの地区シリーズ（５回戦制）を２日後に控え、戦いの舞台となる本拠地ドジャースタジアムでチーム練習を行った。

　大谷は練習の最後に行われた変則ルールの紅白戦に３日連続で出場。四回まで報道陣に公開された試合の第１打席は、右肘手術からの復帰を目指すゴンソリンに対し、初球の直球ストライクを見送った後、変化球を打って二ゴロ。第２打席は左腕ロブレスキーにカウント２－２から５球目、高めのスライダーに空振り三振を喫した。打席の合間には外野でショートダッシュも行った。

　大谷と１、２番コンビを組むベッツは不参加だったが、９月２６日のパドレス戦で右足首を捻挫して途中交代し、レギュラーシーズン最後の３試合を欠場したフリーマンが初参加。打者専念で守備には就かず、正三塁手のマンシーが代役として一塁を守った。

　左脚付け根の張りでフリーマンとともに公式戦３試合を欠場した遊撃ロハスは攻守で軽快な動きを見せ、ポストシーズンでの復帰をアピール。髪の色をプラチナカラーに染め、「プレーオフに向けて個人的に何か変えたいと思ってね。楽しみたいね」と新たな気持ちで臨む姿勢を見せた。

　ロハスによると、１、２日のチーム練習後には球場内のレストランで“決起集会”を開いたという。大谷や山本ら選手やチーム関係者が集まり、食事をしながら、パドレス対ブレーブスのワイルドカード・シリーズを観戦。会は盛況だったようで「僕たちにとって一番の焦点はこれから３、４週間、一緒にいることだと思う。今が大事な時なのは分かっている。何か特別なことをする良い機会だったからみんなで集まりたかったんだ」と話した。