大谷翔平「WBCとは違う」初のプレーオフを前に心境語る 米メディア爆笑のシーンも「こういう舞台で戦うために」
ドジャースの大谷翔平選手がパドレスとの地区シリーズ(5回戦制)を前にドジャースタジアムで会見。メジャー移籍後初となるプレーオフの戦いを前に、「初めてなのでWBCとは違うのかな。1週間くらい空いているので第1打席をしっかり」と力を込めた。
今季最終戦以降は「基本は球場に来て、実戦感覚を忘れないように」と語った大谷。ロッキーズ戦後は休養を取りながら、変則の紅白戦などで調整。実戦感覚が鈍らないようにトレーニングを重ねてきた。
緊張しているかという米メディアの問いには「Nope!(ぜーんぜん)」と通訳を介さずに即答し、会見場は笑いに包まれた。「みんなシーズンの疲れもあると思いますし、ここ1週間では疲れも取れてると思う。実戦感覚さえ養えていれば結果は出ると思う」と手応えを口にした大谷。MLB初の50本塁打-50盗塁を達成するなど、打者としてチームをけん引してきた。ロバーツ監督はオンライン会見で「ショウヘイは確かに攻撃の重責を背負っている」と語ったほど、期待は大きい。
同僚のベッツはプレーオフ進出が決まった際、「楽しみだよ。その時こそ最高のショウヘイを見られるだろう」と話していた。パドレスと戦う地区シリーズ。「今はみんな興奮している状態だと思う。きょうの過ごし方が大事。こういう舞台で戦うために小さい頃から練習してきた」と語った大谷が目標とするワールドシリーズ制覇を目指す戦いが始まる。