ミラクルメッツ!7回まで1安打→八回一挙5得点で逆転勝利 千賀は2回1失点 先頭打者被弾も3奪三振

 「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ2-6メッツ」(5日、フィラデルフィア)

 メッツの千賀滉大投手はポストシーズン初先発で2回1失点。チームは八回に一挙5点を奪って逆転し、初戦に勝利した。

 まさかの立ち上がりだった。初回、先頭のシュワバーにカウント1-1からの3球目、高めのフォーシームを右中間スタンドへ運ばれた。腰に手を当て、ぼうぜんと打球の行方を見つめた千賀。メジャー2年目で初のプレーオフ登板は嵐の船出となった。

 それでも後続をしっかり最少失点で切り抜けると、二回は三者凡退に抑えた。ここで降板となったが、2回1失点、3奪三振をマーク。ストレートの強さとフォークのキレは故障前と変わらなかった。

 右肩痛や左ふくらはぎの負傷などで今季中の復帰は厳しいとみられていた千賀。ワイルドカードシリーズはロースター外だったが、2日に先発を告げられたことを明かし「いろいろなことがあったけれど、準備はできた。とても楽しみにしている」と意気込みを語っていた。

 打線は終盤まで沈黙していたが、八回に無死一、二塁の好機を作ると、ビエントスの左翼線二塁打で試合を振り出しに戻した。ここで千賀の黒星が消え、さらにニモの左前適時打で勝ち越しに成功。以降もアロンソの中犠飛、マルティネスの適時打などで一挙5点のビッグイニング。7回までわずか1安打の打線が、フィリーズの投手交代のタイミングで一気に火を噴いた。

 九回にもダメ押しの1点を奪い、逃げ切ったメッツ。ワイルドカードシリーズを勝ち上がった勢いそのままに、フィリーズをのみ込んだ。

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