大谷翔平、第1打席の初球空振りを「気持ちが楽になった」と言ったわけ 会心のPS1号同点3ランで逆転勝利に貢献
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース7-5パドレス」(5日、ロサンゼルス)
「1球目にカーブがきたので、自分の中で気持ちが楽になった」。
試合後の記者会見。ドジャースの大谷は自身初のポストシーズンで迎えた初回の打席を振り返り、そう言った。
結果は、カウント2-2から160キロの内角高め直球を打ち上げて左飛に倒れた。3点ビハインドの展開で攻撃の先陣を切ることができなかった悔しさはあったはずだが、大谷は内角高めの浮いたカーブを空振りした初球に着目。「カーブに対して反応できたというので、落ち着きというか、自分の中でスッと(試合に)入れる感覚があったかなと思います」と言った。
凡退した打席で感じたポジティブな要素。「興奮する中で自分の打席、自分のスイングをしっかりしたいなと思ってたので、1打席目も打ち取られてはいたんですけど、感覚的には悪くなかったので、2打席目もそれを継続していくという感じでした」。二回2死一、二塁の場面で放った同点3ラン。第1打席の空振りを会心のPS初本塁打につなげた。