山本由伸 制球乱れ3回5失点KO「すごく良くなかった」苦いPS初登板

 ドジャース・山本(提供・共同通信社)
 1回、マチャド(奥)に2ランを浴びたドジャース・山本(共同)
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 「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース7-5パドレス」(5日、ロサンゼルス)

 5回戦制の地区シリーズが始まり、ナ・リーグで大谷翔平選手(30)、山本由伸投手(26)が所属するドジャースはパドレスに逆転勝ちして先勝した。

 独特の緊張感に包まれたプレーオフ初戦。先発を託された山本が立ち上がりからつまずき、3回5失点で降板した。5万3000人超の大観衆の声援を力に変えられず、苦い初登板となり「投球の基本的なところができていなかった」と視線を落とした。

 初回、スプリットの制球が乱れた。首位打者アラエスに左前に運ばれ、捕逸と暴投、四球でピンチが拡大。先制点を献上した後、4番マチャドに落ちる球をすくい上げられ2ランを許した。三回にも四球が絡んで2点を失った右腕は役割を果たせず「すごく良くなかった」と表情は硬かった。

 制球力を欠いた要因を「厳しいところ、厳しいところを狙いすぎてしまった」と分析した。味方打線に救われた山本は「チームメートのおかげで何とか勝つことができた。冷静に考え直し(次回に)プラスにしたい」と前を向いた。

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