メッツ・千賀 PS初登板 先頭打者弾浴びるも「冷静になれた」立ち直って2回1失点

 フィリーズ戦に先発した千賀(提供・USAトゥデー・ロイター=共同通信社)
 フィリーズ戦に先発したメッツ・千賀(AP=共同)
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 「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ2-6メッツ」(5日、フィラデルフィア)

 メッツ・千賀は7月26日以来の復帰戦がプレーオフ初登板となる先発マウンド。2回1失点で勝敗は付かなかったが「やっと一員になれた。チームが勝ったのが一番」と安堵(あんど)の表情だった。

 初回は短期決戦独特の敵地の熱狂にけおされ、先頭打者シュワバーに右中間席にたたき込まれた。「すごい勢いで打たれたのでその分、冷静になれた」。気持ちを切り替え、その後7人の打者は1四球のみで3三振を奪った。打線は七回まで1安打に抑えられていたが、八回に一挙5安打を集めて逆転勝ちした。

 今年は右肩や左ふくらはぎなど、度重なるけがに苦しみ、これが登板2試合目。一時は今季絶望と思われただけに、重要な舞台で活躍の機会を与えられ「けがをしていたら、次の登板のチャンスをもらえないので、健康で終われたのがまず何より」と素直な思いを明かした。

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