ロバーツ監督 本拠地ファンの暴挙に苦言「絶対にあってはならない」七回にボール&ゴミが投げ込まれ中断
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース2-10パドレス」(6日、ロサンゼルス)
ドジャースタジアムが物々しい空気に包まれた。
七回裏のドジャースの攻撃。パドレスの選手たちが守備位置についた直後、左翼席からは複数の野球ボールが、右翼席からはごみのようなものが投げ込まれ、試合が中断。「グラウンドに物を投げ入れないでください」。場内アナウンスが流れ、フィールドに17人のセキュリティーが配置されるなど、騒然となった。
前日の第1戦からドジャースのファンがパドレスの選手たちに強烈なブーイングを浴びせた。この日は、パドレスの右翼タティースが外野席に向かって挑発的なジェスチャーを見せたかと思えば、ドジャースの先発フラーティが主砲マチャドから三振を奪った際にFワードの暴言を吐き、のちに激しい口論に発展。ついには七回の中断にまで発展した。
試合後のロバーツ監督は一連の出来事について「いやあ、ここで1000試合以上を見てきたが、あんなことは見たことがない。明らかにいろんな感情があった」と驚きの声を上げながら「しかし、絶対にあってはならないことだ」と苦言を呈した。