二塁走者の大谷が本塁憤死でぼう然 三塁線への打球が塁審の腕に当たり相手守備を“アシスト” 直前に意表を突くタッチアップの好走塁も

 4回、後続の安打でホームを突くがタッチアウトの大谷(共同)
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 「ナ・リーグ・地区シリーズ、パドレス-ドジャース」(9日、サンディエゴ)

 ドジャース・大谷翔平選手が、相手守備を“アシスト”した三塁塁審にぼう然とした。

 5-0の四回2死二塁、T・ヘルナンデスの三塁線への打球がパドレスの三塁・マチャドのグラブをはじいた。二塁走者の大谷はエベル三塁コーチの制止を振り切る形で一気に三塁を蹴って本塁へ突入。しかし、マチャドのグラブにはじかれたボールが「フェア」を示した三塁塁審の左腕に当たって真下にポトリ。マチャドが拾って本塁に返球し、大谷は足からスライディングしたがタッチアウトとなった。

 打球が三塁線を抜けたと思っている大谷は、本塁上でぼう然と三塁方向を見つめた。ベンチのドジャース・ロバーツ監督は、塁審に邪魔をされる形で得点機を逸し、怒りの表情を見せた。

 大谷はこの回、1死走者なしから四球を選んで出塁すると、続くベッツの中堅後方へのフライで意表を突いてタッチアップ。好走塁で二塁を陥れ、好機を演出していた。

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