パドレス敗退 ダルビッシュ力投も痛恨の2被弾 打線の援護なく敗戦投手に 対大谷は3打数無安打2Kと完勝も
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース2-0パドレス」(11日、ロサンゼルス)
パドレスは惜敗し、2勝3敗で敗退。宿敵に敗れ、地区シリーズ突破はならなかった。
先発のダルビッシュ有投手は七回途中3安打2失点の力投。ドジャース先発・山本とのハイレベルな投手戦を演出したが、勝てなかった。
強力打線がダルビッシュを援護できなかった。三回は山本に対して連打で1死一、二塁。だが、タティースが三ゴロ併殺打。この好機を生かせず、ズルズルと相手に主導権を握られた。結局、チャンスは三回だけで、四回以降は6イニング連続で三者凡退と沈黙した。
ダルビッシュの投球内容は圧巻だった。初回は大谷を空振り三振に仕留めるなど、無失点の立ち上がり。だが、二回は落とし穴にはまった。先頭マンシーに四球を与え、スミスを三ゴロ併殺。2死無走者となったところで、キケ・ヘルナンデスへの初球が甘く入り、先制ソロを浴びた。
三回も大谷を三飛に仕留めるなど、三者凡退。六回1死、大谷から114キロのカーブで空振り三振を奪うなど、4イニング連続で三者凡退に抑えた。
だが、0-1で迎えた七回は1死からテオスカー・ヘルナンデスに投じたスライダーが甘く入り、再びソロ被弾。続くマンシーを右邪飛に仕留めたところで、交代となった。
6回2/3を3安打2失点、77球。先発の役割は十分に果たした。大谷との対戦は通算11打数1安打、9打席連続無安打と完勝したが、試合を通じて2球の失投に泣いた。
第2戦ではドジャース打線を7回1失点。熟練の投球術を駆使し、敵地で強力なドジャース打線を封じ込んだ。中4日で、勝てば優勝決定シリーズとなる重要な一戦を託されていたが、再び勝ち投手とはならなかった。