ロバーツ監督のバント作戦ズバリ 2度の犠打が大谷翔平らのタイムリーに直結 中盤まででワンサイドゲームに
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース-メッツ」(13日、ロサンゼルス)
ドジャース、デーブ・ロバーツ監督の采配がズバリとはまって、四回までに6点リードを奪った。
攻撃のカギとなったのは送りバントだった。二回、先頭のラックスが四球で出塁すると、続くエドマンには送りバントを命じた。得点圏に走者を進めると、大谷翔平選手が右前にタイムリーを放って3点目をたたき出し、メッツの千賀をKOへ追い込んだ。
さらに四回には先頭のK・ヘルナンデスが安打で出塁すると、続くラックスは鮮やかに送りバントを決めた。ここでエドマンが右前適時打を放って4点目を生むと、なおも1死一塁から大谷が右中間を打球速度187キロで右中間をぶち抜くシングルヒットに送球エラーがからんで5点目。フリーマンも左前適時打を放ち、6点のリードを奪った。
地区シリーズではあまり見られなかったドジャースの送りバント。下位から好機を作って上位へという流れを生みだし、効率良く得点を重ねた。アウト一つで走者を進めることで打線のつながりもよくなり、ロバーツ監督の判断が功を奏した形になった。