メッツ 千賀滉大の大乱調KOで完敗 4四球の制球難で3失点で二回途中降板 打線も奮起できずミラクル不発

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース9-0メッツ」(13日、ロサンゼルス)

 メッツは千賀滉大投手の乱調が響き、大敗を喫して初戦を落とした。

 地区シリーズに続いて第1戦のマウンドに上がった千賀。初回、先頭の大谷を打ち取ったまでは良かったが、制球が定まらなくなった。ベッツ、フリーマンを連続四球で歩かせ、T・ヘルナンデスにはストレートの四球。満塁のピンチを背負うと、2死後、マンシーに先制の中前2点打を許してしまった。

 さらに二回も先頭を四球で出塁させると、バントで得点圏に走者を送られ1死二塁。ここで大谷に甘い変化球を捉えられて一、二塁間を破られる右前適時打。立ち直るきっかけを見出せず、1回1/33失点でKO。投じた30球のうち、ストライクは10球と大きく制球を乱した形になった。

 打線はドジャース投手陣の前に沈黙。序盤はノーヒットに抑えられ、相手先発のフラーティに7回無得点に封じ込まれた。八回に2本の安打で一、二塁の好機を作ったが、得点することはできず。その裏、ベッツに3点二塁打を浴びてダメ押しされた。

 ワイルドカードシリーズから驚異的な逆転劇で勝ち上がってきたミラクルは発揮できず。完敗で初戦を落とした。

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