メッツ 千賀滉大「すごい勢いで勝ち上がったからこそ悔しい」制球難の要因はメカニックのズレ「あまり細かい事はしゃべりたくない」
「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース9-0メッツ」(13日、ロサンゼルス)
メッツは千賀滉大投手の乱調が響き、大敗を喫して初戦を落とした。試合後、制球難について「いろいろ要因はありますけど、メカニックにズレはあったと思います」と明かした。
地区シリーズに続いて第1戦のマウンドに上がった千賀。初回、先頭の大谷を打ち取ったまでは良かったが、制球が定まらなくなった。ベッツ、フリーマンを連続四球で歩かせ、T・ヘルナンデスにはストレートの四球。満塁のピンチを背負うと、2死後、マンシーに先制の中前2点打を許してしまった。
さらに二回も先頭を四球で出塁させると、バントで得点圏に走者を送られ1死二塁。ここで大谷に甘い変化球を捉えられて一、二塁間を破られる右前適時打。立ち直るきっかけを見出せず、1回1/33失点でKO。投じた30球のうち、ストライクは10球と大きく制球を乱した形になった。
球速も伸びず「自分が何がいけなかったのかを反省して」と語った千賀。具体的なフォームのズレについては「あまり細かい事はしゃべりたくないというのはあります」と明かし、「1日でも早く自分のパフォーマンスを上げるために集中したい」と語った。
チームは大敗し「悔しいし、情けないですけど、チームが勝つことを願うだけです」と振り返った千賀。「自分に起きていることは理解できているので、次回登板に向けてアジャストできるかが課題。チームがすごい勢いで勝ち上がったからこそ悔しい」と率直な心境を明かした。