大谷翔平 PSは勝利優先!6戦ノーアーチに米メディア「不振」もブレず ロバーツ監督「明日は打ってくれる」
ドジャースの大谷翔平選手(30)は16日(日本時間17日)にニューヨークで、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に臨む。ポストシーズンは7試合で打率・222、1本塁打と精彩を欠く大谷は15日の記者会見に出席。米メディアからは打撃の状態に関する質問が相次いだ。
大谷はポストシーズンで27打数6安打、パドレスとの地区シリーズ第1戦で一発を放ってから6試合連続ノーアーチとなっていることで、米メディアからは「不振」という見方をされている。
過去にバリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスらもポストシーズンに苦しんでいるが、本人は「そういう選手たちとまず自分が同じかわからない。当然(プレーオフは)、相手投手もトップクラス。レベルの高い投手から、ヒット、本塁打を勝ち取っていくのはそれだけ難しい作業」と受け止めた。
大谷を擁護したのはロバーツ監督だ。「翔平が打てなかったのは(パドレスの)ダルビッシュ有、タナー・スコット、(メッツの)マナイアだけだ。いずれもタフな投手。でも、彼はリセットして、明日のセベリーノから打ってくれると期待している」と変わらぬ信頼を口にし、打順変更を否定した。
今やメジャーの顔となった超スーパースターの宿命だろう。この10月は少しでも打てなければ、大谷が矢面に立たされる。米メディアが比べるのはNBAスターのマイケル・ジョーダンであり、NFLスターのパトリック・マホームズだからだ。ただ、大谷は「ポストシーズンはチームが勝てればそれでいい」と勝利優先の姿勢を崩さない。「終わった試合は最後に振り返ればいい。切り替えて全力で頑張りたい」と前を見据えた。