大谷翔平「1番・DH」 山本由伸は先発登板 フリーマンとラックスがスタメン外 打線入れ替え 王手阻止目指すメッツは右打者ズラリ

 「ナ・リーグ・リーグ優勝決定シリーズ、メッツ-ドジャース」(17日、ニューヨーク)

 両チームがラインアップを発表。ドジャースは大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、山本由伸投手がポストシーズン3度目の先発のマウンドに立つ。右足首捻挫の痛みを押してプレーしていたフレディ・フリーマン内野手と、股関節屈筋痛のギャビン・ラックス内野手がともにスタメンを外れた。シリーズ2勝1敗。勝てば、ワールドシリーズ進出へ王手をかける。

 連敗阻止を目指すメッツは前日のメンドサ監督の予告通り、左打ちは4番ニモだけ。スイッチヒッターのリンドーアを含め、右打ちの打者8人を並べた。

 大谷は前日の第3戦の八回に地区シリーズ第1戦以来、7試合ぶり2本目の本塁打となる3ランを放ってチームの勝利に貢献した。走者を置いた場面は打率・779(9打数7安打)と勝負強さを発揮しているが、走者なしの打席は攻撃の起点になれておらず、全8試合、25打席無安打(3四球含む)となっている。

 ポストシーズン8試合の成績は打率・226(31打数7安打)、2本塁打、8打点、OPS・770。レギュラーシーズンで見せた力を出し切れていない。

 山本は11日の地区シリーズ第5戦以来、中5日のマウンド。前回はシリーズ2勝2敗で迎えた大一番でパドレス打線を5回2安打無失点に抑え、チームをシリーズ突破へ導いた。同第1戦は3回5失点で降板しており、汚名返上の快投となった。

 ドジャースはフリーマンとラックスを先発メンバーから外し、一塁に正三塁手のマンシーを、三塁にはK・ヘルナンデスを入れた。ラックスの代役はテイラーが務める。相手先発左腕のキンタナに対し、打線の入れ替えにも着手し、スイッチヒッターのエドマンを4番に置き、右打ちのK・ヘルナンデスを前日の9番から5番に上げた。

▽メッツのラインアップ(ワイルドカード・シリーズ含む10試合の打撃成績)

1番・遊撃 リンドーア  打率・237 2本塁打 7打点 OPS・836

2番・三塁 ビエントス   打率・366 3本塁打 11打点 OPS1・029

3番・一塁 アロンソ   打率・212 3本塁打 6打点 OPS1・887

4番・左翼 ニモ     打率・222 1本塁打 4打点 OPS・655

5番・右翼 マルテ    打率・250 0本塁打 6打点 OPS・631

6番・DH マルティネス   打率・250 0本塁打 3打点 OPS・650

7番・二塁 イグレシアス 打率・225 0本塁打 3打点 OPS・487

8番・中堅 ベイダー   打率・143 0本塁打 0打点 OPS・286

9番・捕手 アルバレス  打率・143 0本塁打 1打点 OPS・310

   投手 キンタナ(レギュラーシーズン)10勝10敗 防御率3・75

▽ドジャースのラインアップ(ポストシーズン8試合の成績)

1番・DH 大谷       打率・226 2本塁打 8打点 0盗塁 OPS・770

2番・右翼 ベッツ      打率・200 2本塁打 3打点 OPS・889

3番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・207 2本塁打 7打点 OPS・757

4番・遊撃 エドマン     打率・321 0本塁打 5打点 OPS・631

5番・三塁 K・ヘルナンデス 打率・333 2本塁打 3打点 OPS1・983

6番・一塁 マンシー     打率・269 3本塁打 5打点 OPS1・078

7番・捕手 スミス      打率・148 1本塁打 3打点 OPS・562

8番・中堅 パヘス      打率・167 0本塁打 0打点 OPS・334

9番・二塁 テイラー     スタメン2試合目

   投手 山本(レギュラーシーズン)7勝3敗 防御率3・00

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