ヤンキース 4点リードを追いつかれる悪夢 ブーン監督が渋い表情も九回に勝ち越し成功!勝てばWS進出王手

 「ア・リーグ・優勝決定シリーズ ガーディアンズ6-8ヤンキース」(18日、ニューヨーク)

 ヤンキースが4点リードを守れず試合を振り出しに戻された。逆転サヨナラ負けを喫した2試合連続の悪夢だったが、粘り強さを発揮して九回に勝ち越し。15年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 4点リードの七回だった。四球と安打で無死一、三塁のピンチを背負うと、渋い表情のブーン監督はホームズを投入。フライは三振に仕留めたが、ラミレスに適時二塁打を浴びた。さらにJ・ネイラーにも2点二塁打を浴びてリードはわずか1点に。次打者に四球を与えたところで、レイターを投入した。

 後続を仕留めて1点リードを守ったが、イニングをまたいだ八回、先頭のB・ネイラーに二塁打を許すと、遊ゴロ間に走者が進んで1死三塁に。ここでフライの打球は投ゴロだったが、レイターがはじいてしまい、なおかつ一塁へ悪送球。記録は適時内野安打となり、失策の間にフライは二塁へ進んだ。

 ラミレスを敬遠後、J・ネイラーを打ち取ったが、試合を振り出しに戻されてしまったヤンキース。勝てばワールドシリーズ進出に王手をかける状況だったが、思わぬ展開が終盤に待っていた。

 それでも九回にバーデューゴの遊ゴロをロキオが適時失策し勝ち越すと、さらにトーレスのタイムリーで貴重な追加点を奪った。最後はケインリーがピンチを招きながらも無失点で試合を締め、15年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。

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