大谷翔平 初回“走塁ミス”にロバーツ監督が苦言「本塁狙うべき」 2安打も大敗…WS進出お預け

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、メッツ12-6ドジャース」(18日、ニューヨーク)

 リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ニューヨークでのナ・リーグ第5戦でドジャースはメッツに6-12で負け、3勝2敗となった。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打だった。第6戦は20日(日本時間21日)にロサンゼルスで実施。第5戦までに決着しなかったため、ワールドシリーズは25日(同26日)に開幕することが決まった。ア・リーグ第4戦はヤンキースがガーディアンズに競り勝って3勝1敗とし、15年ぶりのワールドシリーズ進出にあと1勝とした。

 大谷は2安打を放ち3試合連続安打としたが、チームとしては序盤の逸機が響いた形だ。

 一回は大谷が右前打、ベッツが二塁打でいきなり無死二、三塁。相手は一、三塁手が前進、二遊間の2人は深めの守備位置を取った。ここで3番のT・ヘルナンデスの当たりは遊ゴロだったが、三走・大谷がスタートを切れない。後続も倒れ、先制点を奪えなかった。

 1点の重みが増す短期決戦で、もったいない“走塁ミス”。ロバーツ監督は「翔平は本塁を狙うべき状況だった。一回を切り抜けたことで相手側に流れが傾いてしまった」と断じた。チームは直後に3点を失い、三回は5失点。打線は6点を奪って意地は示したものの、結果は完敗。ワールドシリーズ進出決定は、第6戦以降に持ち越した。

 その大事な第6戦が、救援を先発に立てる“ブルペンゲーム”になることを見越して、先発のフラーティを8失点される三回まで投げさせた。中継ぎのハニーウェルはフラーティより長い4回2/3をカバー。劣勢の試合を早々と見限り、救援の温存を優先したことが吉と出るかどうか。

 もっとも、敵地で2勝し、3勝2敗でロサンゼルスに戻るのは悪い結果ではない。メッツは、第2戦で大谷らドジャース打線が封じられた変則左腕マネイアが先発予定。走塁の拙さも指摘された大谷は雪辱を期し、ホームで再び歓喜のシャンパンを浴びることしか考えていないはずだ。

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