ヤンキース 待望15年ぶりワールドシリーズ進出 延長十回、ソトが決勝3ラン「素晴らしい結果」
「ア・リーグ・優勝決定シリーズ、ガーディアンズ2-5ヤンキース」(19日、クリーブランド)
ヤンキースが待ちに待った15年ぶりのワールドシリーズ(WS)に駒を進めた。大仕事を果たしたのは、2019年にナショナルズでWS制覇を経験し、昨オフに大型トレードで加入したソトだった。2-2の延長十回2死一、二塁、高い打球が中堅フェンスを越す。「いいスイングだけを心がけた。素晴らしい結果だ」と歓喜に浸った。
メジャー屈指の長打力を誇る打線が劣勢をはね返した。0-2の六回は、無死一、二塁からジャッジが併殺打に倒れた直後、スタントンが2ランを放った。今シリーズ4本目のアーチで最優秀選手(MVP)に選ばれたスタントンは「本当に喜ばしいし、仲間と分かち合いたい」と笑った。ブーン監督も「非常にこみ上げてくるものがある。チーム、そして球団全体を誇りに思う。選手たちは準備を怠らず、成長してきた」とかみしめた。
前回09年のWSは、松井秀喜が日本勢初のシリーズMVPに輝いた。今回の相手は東西の名門対決となるドジャースか、同じニューヨークを本拠地に置くメッツか。どちらが勝ち上がっても、熱い頂上決戦となることは間違いない。