「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース－メッツ」（２０日、ロサンゼルス）

　ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手が試合前に記者会見でチームメートでもある大谷翔平選手の素顔の一端を明かした。

　普段の大谷の様子を問われたヘルナンデスは「彼は素晴らしいよ。僕らの予想を超える個性を持っている。しょっちゅう冗談を言うし、楽しいことが好きなんだ」と切り出し、「これも素晴らしいことなんだけど、彼には子どものようなエネルギーがある。僕が思うに、そういうふるまいをすることで自分の肩にのしかかっている大きな重圧を切り離しているんだ」と自己分析。「彼は見ていて楽しい。カーシュ（ベテラン左腕カーショーの愛称）が数日前に言ってたことだけども僕も同じことを思っている。彼のチームメートで本当によかった。トミー・ジョン手術（右肘手術）のリハビリをしながらＭＶＰになるほどの仕事ぶりを見るのが大好きなんだ」とも話した。

　ヘルナンデスの大谷談義はとどまるところを知らず、「翔平の好きなところは」と言って、サンディエゴ遠征で起こったエピソードを紹介。「チームバスがパーティー状態になっていたり、飛行機の中で音楽が爆音で流れている中で彼はただ座って漫画に没頭している。それが翔なんだ。彼はすげぇよ」と感心していた。

　この日のドジャースは右足首捻挫の痛みを押してプレーしていた一塁フリーマンと股関節屈筋痛の二塁ラックスが１８日の第４戦に続いてスタメン外。正三塁のマックス・マンシーが一塁に入り、クリス・テイラーが二塁で起用された。ポストシーズン打率・３１０と好調のヘルナンデスは空いた三塁を守り、６番で出場する。