大谷翔平 タイムリーで貴重な追加点 詰まりながらも中前に落とす ポストシーズン10打点目 2戦連続マルチ

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャースーメッツ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は3点リードの六回、第4打席で中前適時打を放った。ポストシーズンで10打点目となる価値あるタイムリーだ。

 この回からメッツはスタネックを投入。先頭のスミスがストレートの四球で出塁し、続くテイラーは送りバントの構えを見せた。打球は一塁・アロンソの前へ小フライとなったが、ワンバウンドした打球を二塁へ送球したがセーフ。犠打野選となって好機が広がった。

 初球のスプリットを積極的にスイングしていった大谷。2球目のスプリットにはバットが空を切った。追い込まれた中、2球連続で低めをしっかりと見極めて平行カウントに。内角低めのスライダーにも手を出さず、フルカウントになった。6球目のフォーシームをファウルし、迎えた7球目、高めの直球に詰まりながらも中前に落とした。

 初回の第1打席で中前打を放ち、逆転への起点となった大谷。以降は第2打席で空振り三振、四回の第3打席はメッツのクローザー・ディアスと中盤で対戦することになったが、初球を打っての捕邪飛に倒れていた。

 これで2試合連続マルチとなった大谷。ポストシーズンは10打点目となり、チームをワールドシリーズ進出へ加速させる一打になった。

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