MVPエドマン謙遜「誰がもらってもおかしくなかった」 ドジャース球団最多タイ11打点、打率・407 6試合46得点の強力打線をけん引

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース10-5メッツ」(20日、ロサンゼルス)

 シリーズMVPを獲得したトミー・エドマン内野手はシャンパンファイトを終えた後、ゴーグルとMVPトロフィーを手に会見場に現れた。

 メッツとの同シリーズは6試合に出場し、打率・407(27打数11安打)、1本塁打、11打点、OPS1・023。パドレスとの地区シリーズでは中堅を守ったが、正遊撃手のロハスの離脱により、代役に抜てきされた。負担が大きくなる守備位置ながら球団最多タイとなるシリーズ11打点をマークした身長178センチの小兵は「僕たちはシリーズを通して本当にいい打席があった。打線全体が本当に良かった。MVPは誰が取ってもおかしくなかった。走者を置いた打席が続いたので打点のチャンスも多かった」と、6試合で46得点を記録した打線を強調しながらチームメートに感謝の気持ちを示した。

 7月末のトレード期限にカージナルスから移籍。右手首手術のリハビリ期間中の異例のトレードとなったが、ドジャースは内外野を守ることができる万能性を高く評価。8月19日から戦列に復帰し、攻守でチームを支えてきた。

 今シリーズでは中軸のフリーマンが右足首捻挫を悪化させ、第4戦とこの日の第6戦を欠場。4番を任されたことには「打順のことはあまり深く考えないようにした。状況に応じた打撃、走者を置いた打席はインプレーにして得点につながることを心掛けた」と話した。

 ワールドシリーズ出場には「小さい頃からの夢だった。ビッグゲームに出場できることに興奮している。今夜はこの勝利の喜びをかみしめたい。間違いなく、夢がかなった」と笑顔で話した。

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