大谷翔平 昨季サイ・ヤング賞のコールと2年ぶり対決「なかなか打ち崩すのは難しい」26日WS“開幕投手”発表

 ドジャース・大谷(提供・共同通信社)
 ヤンキースのコール(ゲッティ=共同)
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 米大リーグのワールドシリーズは25日(日本時間26日)にロサンゼルスのドジャースタジアムで開幕する。4年ぶりにナ・リーグを制した大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)のドジャースが、15年ぶりにア・リーグ優勝したヤンキースと対戦。21日にはヤ軍のアーロン・ブーン監督がオンライン会見で第1戦の先発をゲリット・コール投手と発表。大谷にとって、決して相性がいいわけではないが、最後に対戦した2年前に本塁打を放っている相手であり、対戦に注目が集まる。

 初めて経験するリーグ優勝の盛大な祝宴から一夜明けたこの日、大谷が第1戦で対戦する相手が決まった。

 ヤ軍のブーン監督がこの日、オンライン取材でシリーズの先発ローテーションを問われ「ゲリット(コール)が第1戦に投げる」と明言。第2戦以降は「計画を練り始めたばかりだからまだ分からない」とした。

 “開幕投手”に指名されたコールはメジャー12年で通算153勝をマーク。昨季は15勝、リーグ最高の防御率2・63でサイ・ヤング賞を初受賞した。19年オフに投手では史上最大(当時)となる9年3億2400万ドル(約486億円)の超大型契約でヤ軍へ移籍した、メジャー屈指の右腕だ。

 大谷はメジャー1年目の18年5月15日に初対戦し、通算で打率・200(20打数4安打)、1本塁打、3打点、1四球、7三振。最速160キロのフォーシームを主体にナックルカーブ、カットボールなどを織り交ぜてくる投球との相性は良くないが、最後に対戦した22年8月31日の試合では逆転の決勝3ランを放ち、リベンジしている。

 大谷はかつてコールについて「素晴らしい投手。それはやる前から分かっていましたけど、改めて打席の中で素晴らしい投手だと感じた。なかなか打ち崩すのは難しい」と発言。一方のコールは「大谷の大ファン」と公言し「すごいパワーがあり、素晴らしいスイングをしている」、「彼を打席に迎えた時はいつも緊張する。特に僅差の展開では」などと話している。

 ド軍の第1戦先発は未定だが、昨オフにコールを超える12年3億2500万ドル(約487億5000万円)で合意した山本は有力候補の一人。東西名門球団による43年ぶりの頂上対決への注目度は高まる一方だ。

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