大谷翔平「50-50」記念球が落札 史上最高額6億6600万円!開始時の7倍超 相次ぐ“延長戦”の末

 大谷の50号本塁打のボール持つ米競売会社代表(共同)
 マーリンズ戦で50号2ランを放つドジャース・大谷=9月19日(共同)
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 ドジャースの大谷翔平選手(30)がメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の50号本塁打のボールが22日(日本時間23日)、オンライン競売で売買手数料を含め439万2000ドル(約6億6600万円)で落札された。競売会社によると、スポーツ競技のボールでは史上最高額となった。

 大谷が「50本塁打-50盗塁」を決めた記念球は終了期限の間際に入札が相次ぎ、“延長戦”の末に決着した。

 競売は9月下旬に手数料込みの約60万ドルでスタート。この日は当初の終了期限3分前まで256万2000ドル(約3億8900万円)だったが値が上がり、終了期限を30分延長。その1分後に280万6000ドル(約4億2600万円)の入札があった。

 さらに次々と入札されるに従って期限が延長された。329万4000万ドル(約4億9900万円)、341万6000ドル(約5億1800万円)と高騰を続け、日本円で5億円を突破。その後も入札が続き、最終的に400万ドル(約6億600万円)を超え、競売開始時から7倍以上に値を付け、当初の終了期限から約2時間半遅れで終了した。

 競売会社は落札者を明らかにしていない。同社のケン・ゴールディン代表は落札後の声明で、「大谷選手は野球だけでなく、スポーツ関連の品で最高額を更新し、歴史をつくった」と称賛した。

 過去最高の落札額は1998年にマーク・マグワイア(当時カージナルス)が放った70号の記念球で305万ドルだった。大谷が9月19日のマーリンズ戦で記録した史上初の「50-50」の記念球はそれを大きく上回り、スポーツ競技のボールでは史上最高額となった。

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