大谷翔平、さあ「集大成」ワールドシリーズ 対決注目のジャッジの凄さに言及「僕はあそこまで大きくはない」「相当効率よく。その中であれだけの長打力」

 ワールドシリーズを前に会見した大谷翔平(撮影・小林信行)
 ワールドシリーズを前に会見した大谷翔平(撮影・小林信行)
 ワールドシリーズを前に会見した大谷翔平(撮影・小林信行)
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 ドジャースの大谷翔平選手が24日、ヤンキースとのワールドシリーズ(25日開幕)を前に取材に応じ、自身初の頂上決戦に向けて意気込みを語った。ヤンキースのアーロン・ジャッジとの対決に注目が集まる中、「集大成としてこのシリーズを勝って最高の終わり方ができればと思います」と、勝利を誓った。

 ◇大谷との一問一答は次の通り。

 -このメディアの数、ワールドシリーズに向けてどう思いますか

 「まあ、いよいよ始まるなという。今はそういう、興奮している気持ちですね」

 -チーム、野球全体に貢献しているというのは改めて感じているか?

 「毎年毎年ワールドシリーズは盛り上がっていると思いますし、今までは見る側だったので、楽しみにしてましたし、悔しい思いの中で今年は自分がプレーできるという喜びをまずはフィールドで出せたらいいなと思います」

 -日本シリーズと比べて

 「どうなんですかね。日本人が出てるか出てないかによって、ワールドシリーズみるかみないか。日本シリーズは日本シリーズでやっぱり日本のファンの人は楽しみにしていると思うので、それはまた別なのかなと思います」

 -ヤンキース対ドジャースの対戦は歴史的。感じてますか?

 「特別な試合だとはもちろん思いますし、ただ、僕自身は初めてなので、なるべく冷静に自分のプレーをできるようにしたいと思います」

 -ジャッジとソト、尊敬するところは

 「見てれば分かると思いますけど、どちらも素晴らしい選手ですし、もちろん2人に限らず、素晴らしい選手たちがヤンキースというチームでプレーしてると思うので、まあ自分自身がプレーヤーとして見習うところはたくさんあるかなと思います」

 -(ドジャース)1シーズン目でワールドシリーズにいけると予想していたか

 「それはもちろん目標にしてましたし、1年目からとかはあまり考えずに本当に1試合1試合ここを目指して、ここで勝つことを目指して頑張ってはきました」

 -新しいチームに馴染むために、ムーキー、フレディはどれぐらい大切だったんですか?

 「ともに素晴らしい選手ですし、チームメートとしても感銘を受けるというか、準備からクラブハウスの過ごし方もそうですし、チームの主力選手としてすごく助けられた1年だったなと思います」

 -ジャッジが最高な選手といっていたが

 「ただただうれしいですし、僕自身は彼もベストな選手の、うちのムーキー、フレディたちと同じように、球界のトップの選手だと思うので、そういう選手からそういってもらえるのは特別なことだと思います」

 -けが人が多い中で、これぐらい活躍したこと、きょう大勢のメディアがいることに何か思うことはありますか

 「もちろんシーズン中からけが人も多かったですし、でも、それを全員でカバーする試合が多かったと思いますし、そういう毎年のようにドジャースというチームは勝っているチームだと思いますけど、僕が外からみているよりかはタイトな試合が多かった。そこまで簡単なシーズンじゃなかったと今振り返って思います」

 -ジャッジみたいに体格が大きくて、打率残せる打者はどういう印象?

 「僕はあそこまで大きくはないですけど、やっぱり野球をする上で(ストライク)ゾーンが広がるのは間違いない。そこを対応しつつ、率を残していくっていうのは相当効率よく打っていかないと難しい。その中であれだけの長打力があるのはなおさら素晴らしいなと思います」

 -ジャッジ選手の存在とは

 「僕が言わなくても素晴らしい選手であるというのはみなさんわかると思いますし、そういう、歴代でもトップに入るような選手がこの時代にヤンキースという球団でプレーしているのは野球選手、野球ファンの人からしたらそれだけで特別なことじゃないかなと思うので、野球をプレーしてもらっているということに一ファンとして感謝したいですし、時代を代表してる選手と一緒にフィールドでプレーできることにまずは感謝したいなと思います」

 -ワールドシリーズの日本での興味は、以前と比べてどうですか?

 「どうなんですかね。もちろん日本の選手が在籍してるかしてないかによって、変わるのかなと思う。そういう意味では僕ももちろんプレーしてますし、由伸もいますし、注目はしてるのかなと期待はしてますけど、どうなるのかなっていうのは僕には分からない」

 -世界中からドジャーススタジアムにきて試合をみる人に対して

 「僕自身が初めてなので、どれだけ冷静に自分のプレーができるか分からないところではありますけど、ファンの人たちの歓声、熱気を楽しみにしてますし、それを力に変えられるようにがんばりたい」

 -ワールドシリーズを勝つことの意味

 「僕にとってというよりはプレーしている全員がそこを目指して頑張っている。1年の集大成として、やっぱり自分自身の野球人生の中でも大きなものだと思う」

 -ワールドシリーズ進出決定翌日からこの日までの過ごし方は

 「プレーオフをやってきた熱量だったりとか、チームももちろんそうですし、個人的にもそういう熱量をまず保ちながら休みを入れないといけないので、そこのバランスが実際の感覚を含めて、そこを継続しながら休むっていうのが特殊というか、難しかったかなと思います」

 -ドジャースのチーム力

 「層は厚いなと思いますね。戦力として見るならけが人が多い中で出てきた選手がカバーする力っていうのは相当高いですし、マイナーの組織から上がってきた若手の選手も高いですし、しっかり育成がされてる状態で上がってきてるなという印象を受けるので、層が厚いな、と。それに加えて個々の、キケ(・ヘルナンデス)みたいな選手、出てなくてもチームを内側からサポートしていましたし、そういう選手がポストシーズンで出た時に爆発力がある。全体のバランスが素晴らしいんじゃないかなと思います」

 -ロバーツ監督はどんな監督か

 「楽しい人だな、と。監督というよりか、人として。どういう采配をするかとかではなく、そういう1対1の付き合いとして楽しい人だな、と。あとは握手がすごい強い(笑)」

 -この1年振り返って

 「本当に素晴らしい球団ですし、チームメートも素晴らしい。1年間楽しくプレーできたのはそういう人たちのおかげ。集大成としてこのシリーズを勝って最高の終わり方ができればと思います」

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