山本由伸 3点リード直後のイニングで3人斬り!リゾを三振に仕留めてガッツポーズ 試合の流れ呼び込む

 先発した山本
 先発した山本
 先発し、マウンドに向かう山本
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 「ワールドシリーズ、ドジャース-ヤンキース」(26日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が先発し、1点リードの三回、ソトに同点ソロを被弾した。それでも味方打線が3点の援護をくれた四回は三者凡退に仕留めガッツポーズ。試合の流れを呼び込んだ。

 試合前のブルペンでの段階からほどよい緊張感を感じているような表情を浮かべた右腕。しかし先頭のトーレスに対してカウント有利に進めたが、最後はフォーシームが高めに浮いて四球を与えた。続くソトにも低めの変化球に手を出してもらえず、フルカウントからのカーブで遊ゴロに打ち取ったが、走者は二塁へ進んだ。

 ジャッジに対してもフルカウントまで勝負がもつれたが、最後は内寄りのスライダーで空振り三振に仕留めた。4番・スタントンは初球のフォーシームを打たせて一飛に仕留め、鮮やかにピンチを脱した。スタンドからは大歓声が沸き起こり、直球とカーブのコンビネーションでしっかりと緩急が使えている印象だ。二回は1死から四球を与えたが、後続をしっかりと打ち取った。

 エドマンの先制ソロで援護をもらった三回は、簡単に1死を奪って2巡目の上位打線へ。トーレスには痛烈なピッチャー返しをくらうも、グラブに当てて二ゴロに仕留めた。ソトには変化球を低めに集めて追い込んだが、高めのフォーシームを捉えられて右翼席へ同点ソロを浴びた。山本はぼうぜんと打球の行方を見つめた。

 それでも直後にT・ヘルナンデス、フリーマンの連続アーチで3点の援護をもらった。四回は先頭のスタントンをしっかりと三ゴロに仕留めると、チゾムJr.も遊ゴロに打ち取った。リゾはスプリットで空振り三振に仕留め、ガッツポーズを繰り出した。

 前日にはブルペン入りして最終調整した山本。「僕にとって初めてのワールドシリーズ。ベストを出して少しでも多くチームに貢献できるように」。ヤンキース相手には6月7日に敵地で7回2安打無失点、7奪三振と快投した実績もあるが「もちろん初対戦になるよりは多少、いいところもあるのかなと思いますけど、メンバーも変わって、ワールドシリーズなのでそう簡単にはいかない」と明かした。

 その次の試合で右肩を負傷し、長期離脱することになり「シーズン中に離脱している期間が長かったのでチームに貢献したい。離脱していただけに貢献したいなと思っています」という。「1年目からワールドシリーズの舞台で投げられることはうれしく思います」とリラックスした表情を見せた山本。「とにかくいつも通りの気持ちでマウンドに上がれるように」と意気込んでいた。勝利投手になれば2007年にレッドソックスに所属した松坂大輔以来。17年ぶりの快挙へ、しっかりと立ち上がった。

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