大谷翔平、異変発生の瞬間 察知したヤンキース選手もド軍ベンチに合図 凍り付いたロバーツ監督、悲しげな表情で走る
「ワールドシリーズ、ドジャース4-2ヤンキース」(26日、ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平選手にアクシデントが発生した。試合後、ドジャース・ロバーツ監督は大谷が負傷した左肩について「亜脱臼」と語り、「筋力や可動域については問題ない」と説明した。
球場が静まりかえったアクシデントは七回だった。二盗を試みた大谷だったが、失敗。滑り込んだ体勢のまま、しばらく起き上がることができなかった。
異変発生の瞬間、ロバーツ監督の表情は一変。顔がこわばり、悲しげな表情を浮かべて一塁へ走り出した。その様子に、フジテレビの中継で解説を務めた五十嵐亮太氏は「そうですよね。大谷選手に何かあったらっていう、チームとしてかなり痛いですもんね」と語った。
大谷の異変は、ヤンキース選手も察知。タッチしたトーレスらはすぐにベンチへ引き揚げたが、左翼手・バードゥーゴも二塁ベース付近で立ち止まると、三塁側のドジャースベンチにグラブで来るようにと合図。17年から3年間、ドジャースに所属していた28歳も、心配そうに大谷の様子を見つめた。
頂点を決める戦いでのアクシデント。ライバル・ジャッジも試合後、「つらいことだね。球界最高の選手のけがは見たくない」と大谷を思いやるコメントを残した。
大谷について、ロバーツ監督は「今夜か明日に病院で精密検査を受ける」と説明。「詳細が分かるまでは2、3日かかる」と明かしている。