「ワールドシリーズ、ヤンキース－ドジャース」（２９日、ニューヨーク）

　両球団がラインアップを発表。シリーズ３連勝で４年ぶり８度目のワールドチャンピオンに王手をかけているドジャースは、左肩負傷の大谷翔平選手が「１番・指名打者」で出場する。先発投手はブルペンゲームで８月３１日にメジャーデビューしたばかりの新人右腕ベン・カスパリウス投手が８日ぶりに実戦のマウンドに立つ。

　崖っぷちのヤンキースはシリーズ打率・０８３と悩める主砲アーロン・ジャッジ外野手を引き続き「３番・中堅」で起用。４番スタントンと５番チザムの打順を入れ替え、打線の活性化をはかる。

　第２戦の走塁で負傷した左肩の状態が心配される大谷は前日の第３戦に先発出場。３打数無安打２四死球で２試合連続ノーヒットに終わったが、初回の打席で四球を選び、フリーマンの２ランで先制ホームイン。三回無死一塁の打席では追い込まれながら二ゴロで走者を得点圏に進め、ベッツの適時打につなげた。

　大谷はここまでポストシーズン１４合に出場し、打率・２４５（５５打数１９安打）、３本塁打、１０打点、ＯＰＳ・８３７。ワールドシリーズ３試合は打率・０９１（１１打数１安打）で本塁打はなく、次の１点につながる打席で勝利に貢献している。

　ヤンキースはシリーズ３試合で打率・０８３、１３打席で７三振を喫しているジャッジを３番で固定。シリーズ打率・３０８のスタントンと同・２３１のチザムの打順を入れ替えた。

▽ドジャースのラインアップ（ポストシーズン１４試合の成績）

１番・ＤＨ　大谷　　　　　　　打率・２４５　３本塁打　１０打点　０盗塁　ＯＰＳ・８３７

２番・右翼　ベッツ　　　　　　打率・２９１　４本塁打　１４打点　ＯＰＳ・９７６

３番・一塁　フリーマン　　　　打率・２５０　３本塁打　８打点　ＯＰＳ・７８３

４番・左翼　Ｔ・ヘルナンデス　打率・２３１　３本塁打　１０打点　ＯＰＳ・７４３

５番・三塁　マンシー　　　　　打率・１９０　３本塁打　５打点　ＯＰＳ・８４３

６番・中堅　Ｋ・ヘルナンデス　打率・３０２　２本塁打　６打点　ＯＰＳ１・８５０

７番・二塁　ラックス　　　　　打率・１７２　１本塁打　３打点　ＯＰＳ・５６２

８番・捕手　スミス　　　　　　打率・１４６　２本塁打　７打点　ＯＰＳ・５４２

９番・遊撃　エドマン　　　　　打率・３４５　２本塁打　１３打点　ＯＰＳ・８９６

　　　投手　カスパリウス　　　ブルペンゲーム

▽ヤンキースのラインアップ（同１２試合の打撃成績）

１番・二塁　トーレス　　　打率・２７２　１本塁打　５打点　ＯＰＳ・７８６

２番・右翼　ソト　　　　　打率・３２６　４本塁打　９打点　ＯＰＳ１・０９５

３番・中堅　ジャッジ　　　打率・１４０　２本塁打　６打点　ＯＰＳ・５８０

４番・三塁　チザム　　　　　打率・１７０　１本塁打　１打点　５盗塁　ＯＰＳ・４７５

５番・ＤＨ　スタントン　　　打率・２９８　６本塁打　１４打点　ＯＰＳ１・０９８

６番・一塁　リゾ　　　　　打率・３６４　０本塁打　０打点　ＯＰＳ・９２６

７番・遊撃　ボルピー　　　打率・２４４　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・６４８

８番・捕手　ウェルズ　　　打率・０９３　１本塁打　３打点　ＯＰＳ・３１５

９番・左翼　バーデューゴ　打率・１９５　１本塁打　５打点　ＯＰＳ・６００

　　　投手　ヒル　　　　　１登板０勝０敗　防御率４・５０