ベッツ淡々「大したことない。僕たちは負けた」 前代未聞のファンの暴挙 捕球後にボールを奪われ激怒も試合後はおとぼけ?「手をつかまれたことも気づかなかった」

 「ワールドシリーズ、ヤンキース11-4ドジャース」(29日、ニューヨーク)

 前代未聞のファンによる選手への守備妨害。初回の守備で右翼線席前のファウルフライを捕球した後、2人の男に手をつかまれ、ボールを取り出されたドジャースの右翼ベッツは試合後のクラブハウスで淡々とした口調で「大したことはない。僕たちは負けた」と、自身のプレーよりも試合結果を重視。「僕たちは人間であって、ロボットじゃない。悪い試合をすることもある。だから気持ちを切り替えて明日に備えるだけだ」と話した。

 守備を妨害された直後は2人に怒りをあらわにしたベッツだったが、けがは?の問いかけに「していない。自分の手をつかまれたことさえ気づかなかった。全く問題ない」と淡々。試合中断後に退場を命じられた2人の男とは言葉を交わすこともなかったと言い、「僕も、相手も大丈夫。すべてクールだ」と言ってから「僕たちは試合に負けた。今はそこに集中している。気持ちを切り替えて明日の準備をしなくてはないけない」と同じ言葉を繰り返した。

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