ドジャースがついに逆転 最大5点差ひっくり返す ラックスが同点犠飛、ベッツ勝ち越し犠飛 大谷第5打席は打撃妨害で出塁

 ヤンキース戦の5回、フリーマンの適時打に盛り上がるドジャースベンチ。中央は大谷(提供・共同通信社)
 ヤンキース戦の8回、大谷は捕手打撃妨害で出塁(共同)
 ヤンキース戦の8回、捕手打撃妨害で出塁する大谷(共同)
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 「ワールドシリーズ、ヤンキース6-7ドジャース」(30日、ニューヨーク)

 シリーズ3勝1敗で4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに王手をかけているドジャースが八回に逆転に成功した。

 先頭のK・ヘルナンデスが左前打、続くエドマンがショートへの内野安打、続くスミスが四球で無死満塁の好機。ヤンキースはここで4番手としてセットアッパーのウィーバーを投入。しかし、9番ラックスが同点犠飛を放ち、試合は再度振りだしに戻った。

 続く大谷は初球をファウルしたが、捕手の打撃妨害で一塁へ。ヤンキースはチャレンジしたが、覆らず。球審の発表にはブーイングが起こった。

 そして、1死満塁でベッツが勝ち越し犠飛を放った。

 試合はヤンキースがジャッジ、チザム、スタントンの3本の本塁打などで5点を奪ったが、5点リードの五回、ここまで好投を続けてきたエースのコールが先頭打者のK・ヘルナンデスに初ヒットを許すと、続くエドマンの打球を中堅・ジャッジがまさかの落球。さらに無死一、二塁で続くスミスの遊ゴロの三塁送球が野選となり、満塁となった。大谷を空振り三振に打ち取り、2死としたが、続くベッツの一ゴロでコールがベースカバーに入らず、適時内野安打にしてしまうと、続くフリーマンが中前打でさらに2点を失った。そしてT・ヘルナンデスがセンターオーバーの2点適時二塁打を許し、一気に同点に追いつかれた。まさかの大暗転に、マウンド上でコールは呆然。球場も騒然となっていた。

 5-5の同点の六回、ヤンキースはソト、ジャッジが四球を選び、好機をつくると、1死一、三塁からスタントンが勝ち越し犠飛。再び流れを引き戻したかと思われたが、八回に試練が待っていた。

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