山本由伸 メジャー1年目で「最高」の景色 喜び爆発!第2戦勝ち投手で貢献 大谷との共闘で世界一

 試合後にグラウンドでポーズをとる大谷(右)と山本(共同)
 ワールドシリーズ制覇を果たし、喜ぶドジャースナイン。奥右から2人目は大谷、左端は山本(共同)
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 「ワールドシリーズ、ヤンキース6-7ドジャース」(30日、ニューヨーク)

 大谷が世界の頂点に上り詰めた。ワールドシリーズ(7回戦制)の第5戦がニューヨークで行われ、ドジャースがヤンキースに7-6で逆転勝ちし、4勝1敗として4年ぶり8度目の制覇を果たした。今季ドジャースに加入した大谷翔平選手(30)は激動の1年を乗り越え、メジャー7年目で悲願を達成。有終の美を飾り、山本由伸投手(26)らチームメートと歓喜を分かち合った。

 渡米1年目から頂上の景色を味わった。山本はシャンパンファイトで大はしゃぎし、「4回目だったが、喜びがどんどん大きくなって最高。誰かが欠けていたら勝てなかった試合もたくさんあった。全員で勝ち取った勝利だと思う。全員で取れたんでうれしいというか、喜びが相当ある」と最高の笑顔を見せた。

 オリックスからポスティングシステムで渡米。交渉に大谷を同席させるなどドジャースからの猛アタックを受け「勝ち続けられる球団に一番近いと感じた」と入団を決意し、12年総額3億2500万ドル(約495億円)の超大型契約を結んだ。レギュラーシーズンでは右肩痛の影響で離脱した時期もあったが、18試合先発で7勝2敗、防御率3・00をマークした。

 今ポストシーズンでも粘り強く投げ、第2戦に先発して七回途中1安打1失点と好投。ワールドシリーズで日本投手2人目の勝ち投手になった。頼もしい日本人チームメートがそばにいたことが何よりも大きな支えになった。大谷との共闘で激戦を勝ち抜き「プレー中もそうだし、普段から心強い存在」と感謝した。

 今シリーズ開幕前、シーズンを通して支えてくれた園田通訳を「最後に(うれし涙で)泣かせたい」と誓っていたが、優勝決定後は、クラブハウスでちらりと見て「泣いていたけど、強がっている」とちゃかした。インタビューでは日本のファンへ向けて「本当にありがとうございました。この喜びをかみしめて、また頑張りたいと思います」と誓った。

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