球団ワースト99敗エンゼルス、リーグ最速電撃トレード ブレーブスから元本塁打王ソレア獲得 DH強化狙いか 通算25勝キャニング放出

 大谷翔平選手と山本由伸投手が所属するドジャースがヤンキースを下し、4年ぶり頂点に立ったワールドシリーズから一夜明けた10月31日(日本時間11月1日)、大谷の古巣エンゼルスが早速、補強に動いた。

 球団史上ワーストの99敗で地区最下位に沈んだチームはこの日、ブレーブスとのトレードで19年の本塁打王で、通算191本塁打のスラッガー、ホルヘ・ソレア指名打者兼外野手の獲得を発表。引き換えに先発のグリフィン・キャニング投手を放出した。

 キューバ出身のソレアは14年にカブスでメジャーデビュー。ロイヤルズ時代の19年には48本塁打でタイトルを獲得。マーリンズ時代の23年には球宴にも選出されている。

 メジャー11年の通算成績は1012試合、打率・243、191本塁打、516打点、OPS・794。今季はジャイアンツとブレーブスに所属し、指名打者で91試合、外野手で46試合に出場して打率・241、21本塁打、64打点の成績を残した。

 プレーオフの経験も豊富でカブス時代の16年とブレーブス時代の21年にチャンピオンリングを獲得。後者はワールドシリーズMVPを獲得する活躍だった。

 キャニングは17年ドラフト2巡目メジャー6年目の今季は6勝13敗、防御率5・19と精彩を欠いたが、自己最多32登板(31先発)、171回2/3を投げ、来季につながるシーズンを送った。

 エンゼルスはメジャー30球団最下位の11本塁打、同27位のOPS・627に終わったDHの強化が狙いとみられる。8月に2年の契約を延長したミナシアンGM。今回の補強は、けがで長期離脱のシーズンが続いているトラウトとレンドンに来季も野手として期待していることの表れとも言える。

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