大谷&山本ら凱旋のLAが過熱 一部暴徒化でバス放火、商品略奪で逮捕者も 2日優勝パレードに向け警備強化
大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が所属するドジャースは4年ぶりのワールドシリーズ制覇から一夜明けた10月31日、試合が行われたニューヨークから本拠地ロサンゼルスに戻った。球団のX(旧ツイッター)には、大谷が機内で優勝トロフィーを抱いて喜ぶ写真などが投稿された。
11月1日午前11時(日本時間2日午前3時)からはロサンゼルス市内で優勝パレードが行われた後、ドジャースタジアムでイベントが開催される。優勝パレードは前回ワールドシリーズを制した2020年は新型コロナウイルス禍で実施できなかったため、1988年以来36年ぶりとなる。
ワールドシリーズでの優勝を決めた10月30日夜は、地元ロサンゼルスでは大勢のファンが路上に繰り出し、車のクラクションが鳴り響くなど喜びを分かち合った。一部が暴徒化し、バスを放火。商品を略奪された店もあり、逮捕者が出た。
地元メディアによると、ドジャースタジアム近くではファンがバスに落書きしたり、上に乗ったりした後に放火した。けが人はいなかった。警官隊に向けて花火を放ったファンもおり、警察は複数の場所で解散命令を出した。略奪や破壊行為の容疑で10人以上を逮捕したという。
カレン・バス市長はこの日、「暴力や危険行為は許されない」との声明を発表。「安全が最優先だ」とし、1日のパレードではルートやスタジアム周辺に警察官を配置し、警備を強化する。