大谷翔平 真美子夫人&デコピンと「特別な瞬間」 真心の英語スピーチ「おめでとう、ロサンゼルス!ファンのみなさん、ありがとう!」

 米大リーグのワールドシリーズを4年ぶりに制覇したドジャースの優勝パレードが1日(日本時間2日)、ロサンゼルス市内で行われた。大谷翔平選手(30)は真美子夫人(27)、愛犬のデコピンと一緒に2階建てバスに乗り、22万人を超える沿道のファンに笑顔。本拠地ドジャースタジアムで行われた祝賀会ではファンを前に英語でスピーチし、会場を熱狂させた。

 照れ笑いを浮かべ、マイクを握る右手に力を込めた。ドジャースタジアムのフィールド中央に作られた特設ステージ。ロバーツ監督の紹介を受け、K・ヘルナンデスらチームメートからはやし立てられた大谷が英語で話し始めた。

 「僕にとってとても特別な瞬間です」

 36年ぶりに開催された祝賀会。発売開始と同時に完売した4万2458人の熱狂が渦を巻く。

 「おめでとう、ロサンゼルス!ファンのみなさん、ありがとう!」

 練習を重ねたことは想像に難くない。真心のこもった、大谷らしいスピーチが聞く者の心を揺さぶった。

 青く澄み渡ったカリフォルニアの空が気持ち良かった。パレードは選手、首脳陣、球団フロント陣、そして、その家族が7台の2階建てのオープンデッキのバスに分乗。午前11時すぎにダウンタウンのロサンゼルス市庁舎を出発し、約1・6キロの距離を45分かけて進んだ。

 大谷は真美子夫人、デコピンと同乗。背番号「17」と「DECO(デコ)」の文字が入った特製ユニホームを着た愛犬のかわいさが人々の心を和ませた。

 沿道には日の出前から続々と集まってきた推定22万5000人のファン。デコピンを抱っこした大谷は初めて見る景色に感動した。

 「壮観ですし、こんなに人がいるとは思っていなかったので、ちょっと圧倒されてますね」

 地元中継局によるライブのインタビュー。大谷は「1年目からこうやって応援してもらって、受け入れてもらって、すごく感謝していますし、最高の結果を出すことができて、チームとして、素晴らしい1年だったなと思います」と話した。

 別のバスではテンションMAXのK・ヘルナンデスとバンダが上半身裸。大谷はリポーターから冗談口調で「脱がないのですか?」と問われると、通訳を介することなく、「やりません、絶対に」と即答し爆笑。T・ヘルナンデスから「なんかやってよ」との“あおり”に笑い声を上げた。

 特設ステージ上では大谷だけでなく、指揮官や他の選手たちも個性あふれるスピーチを行った。連発された放送禁止のFワードに異様な盛り上がりを見せたかと思えば、T・ヘルナンデスとカーショーは感極まって男泣き。K・ヘルナンデスは「20年代はドジャースの10年だ!」と絶叫した。

 大谷はイベント終了後にステージ上で優勝トロフィーを手に真美子夫人とデコピンと一緒に記念撮影を行った。“3人”の心に深く刻まれる、生涯忘れることのない日になった。

 【大谷スピーチ全文】

 「This is so special moment for me. I’m so honored to be here and to be part of this team. Congratulations Los Angeles. Thank you fans!」(僕にとってとても特別な瞬間です。ここにいること、そして、このチームの一員であることをとても光栄に思う。おめでとうロサンゼルス、ありがとうファンの皆さん!)

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