大谷翔平 開幕シリーズでの二刀流復活は「不透明」 ゴームズGMが明かす 打撃は春季Cに間に合うも投手復帰には慎重

 50号2ランを放つドジャース・大谷。史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成=9月19日(共同)
 ブルペンで投球練習するドジャース・大谷=9月18日(共同)
 報道陣の取材に応じるドジャースのゴームズGM(共同)
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 米大リーグの球団幹部らが集まるゼネラルマネジャー(GM)会議第2日は6日、テキサス州サンアントニオで行われ、ドジャースのゴームズ・ゼネラルマネジャー(GM)が、左肩の手術を5日に受けた大谷翔平選手(30)について言及。打撃に関しては来春キャンプに間に合う見通しを語った上で、来年3月に東京ドームで開催される開幕シリーズ(18、19日・カブス戦)からの、投手復帰の可能性については慎重な姿勢を示した。術後の状態を見極めながら、リハビリを進める。

 前日のGM会議の段階では、ドジャースの球団幹部が大谷の左肩手術にについて「今日は(対応が)難しい」と語っていた中、この日はゴームズGMが対応。「術後の状態は良好。打撃は来春のキャンプに間に合うと思う」と語った。ただ来年3月に日本で開催される、カブス2連戦での投手復帰の可能性を聞かれると「不透明な部分がある。最善の方法を見つけていきたい」と慎重な姿勢を示した。

 昨年右肘を手術した大谷は、今季は打者に専念して投手としてのリハビリに取り組んできた。順調に段階を踏み、すでにブルペンでの投球練習もこなしている。ポストシーズンの期間もプログラムを進めていた中、キャッチボールの距離は術後最長となる約80メートルにまで伸びた。さらに、実際の投球を想定した距離での力を入れたボールは、約150キロを記録するほどだった。

 そういった中で、ワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼。その後も出場を続けて、4年ぶりの世界一に貢献した。球団は「亜脱臼」と説明していたが、5日の発表では「脱臼」により損傷した関節唇の修復手術と記していた。

 ゴームズGMは今後について、投球練習はしばらく中断する見通しだと言い「打撃もあるから、通常の復帰過程に比べ少し複雑になる。段階を一つずつ踏んでいく」と説明。日本での“二刀流復活”に関しては、先行きが見えない状況となった。

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