受賞ラッシュ!大谷翔平、2年連続最強打者「ハンク・アーロン賞」受賞 両リーグで受賞は史上初 1日で三冠
米大リーグ機構(MLB)主催の「MLBアワード」が14日(日本時間15日)、ラスベガスで開催。最も優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」が発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平選手が2年連続2度目の受賞を果たした。同選手はエンゼルスでプレーした昨季、ア・リーグで同賞を獲得しており、両リーグで選出されるのは史上初。ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が選ばれた。
この日は同賞のほか、最も優れた指名打者に与えられる「エドガー・マルティネス賞」、さらにはMLBベストメンバー、オールMLBチームの指名打者部門で「ファーストチーム」にも選出され、1日で3つのタイトルを手にする受賞ラッシュとなった。
大谷は昨年9月に受けた右肘手術のため、打者に専念。指名打者で159試合に出場し、ナ・リーグ最多の54本塁打、130打点で初めて二冠を獲得。リーグ最高のOPS1・036のほか、打率・310、59盗塁はいずれもリーグ2位の数字を残し、史上初の「50-50」、日本選手初のトリプルスリーの快挙を達成し、歴史的なシーズンを送った。
大谷は昨季、44本塁打で日本選手初となる本塁打タイトルを獲得。-・アーロン賞は3度目のファイナリスト入りで初めて選出された。
同賞は、ハンク・アーロン(21年1月他界)がベーブ・ルースの持つ最多通算本塁打記録の更新25周年を記念して1999年に創設。大リーグ公式サイトの記者で構成する委員会がレギュラーシーズンの打撃成績から各リーグ9人を選出。複数の殿堂入り選手による投票とネット投票で決定される。